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# 中国住宅販売の低迷が続きデフレが所得を圧迫するなか米中の関税停戦は効果薄
2025/06/04 02:59
 中国の住宅販売は5月も減少しており、デフレと貿易摩擦の圧力下にある経済に不動産不況が依然として重くのしかかっている状況を示している。
 不動産調査会社の
   中国房産信息集団(CRIC=克而瑞)
の暫定集計によれば、大手不動産会社上位100社による5月の新築住宅販売額は
   2946億元(約5兆8500億円)
と前年同月比ー8.6%減となった。
 4月は同8.7%の減少だった。
 中国ではデフレが企業利益と従業員の所得を圧迫しており、関税を巡る米国との休戦による中国経済への恩恵はほとんど見られていない。
 昨年9月の景気刺激策の効果が薄れつつある中で、住宅購入の需要が抑制されている。
    
 

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# 今後はECBの政策委員間に温度差があり、6月が最後の容易な利下げ?
2025/06/03 19:49
 欧州中央銀行(ECB)は今週、今サイクルで8回目となる利下げに踏み切る見込みにある。
 ただ、インフレ見通しの不透明感が増す中、それ以降は政策委員会内の分裂が表面化する可能性が高い。
 ECBは過去1年で7回の利下げを実施した。
 なお、政策委員会内での対立はあまり見られず、6月の利下げで中銀預金金利は2%となる。
 その後については、一部の政策委員は欧州各国政府による
   財政支出の加速
を懸念し2%を下限にすべきだと考えている。
 しかし、さらなる成長下支えを求める声もある。
 鍵を握るのは、トランプ米大統領の関税政策がユーロ圏の物価にどう影響するかということだ。
 ECBは複数のシナリオを分析している。
 なお、基本シナリオが実現する確率は50%未満と見る委員もおり、先行きへの自信は乏しい。
 ECBは高インフレを抑える段階から、
   新型コロナウイルス禍
   ロシアのウクライナ侵攻時
と同様の「不確実性フェーズ」へと移行しつつある。
 同時に、ECBは2020年以前の10年間のように、再びインフレ率が過度に低下するリスクにも十分注意を払うことが重要になる。
 投資家の間では、今回の利下げの後にもう1回の追加利下げがあるとの見方がある。
 ただ、その時期は不透明だ。
 ブルームバーグのエコノミスト調査では、6月と9月に利下げが行われ、ターミナルレートは1.75%に落ち着くとの見通しが優勢。
 こうした中で、ECB政策委員会内では見解が割れ始めている。
 シュナーベル理事は「追加緩和には慎重であるべきだ」と発言しており、オランダ中銀のクノット総裁やドイツ連邦銀行のナーゲル総裁も中期のインフレ見通しが不透明であることに警鐘を鳴らしている。
 ただ、米国の関税政策は予断を許さない。
 現在、EU製品に課されている10%の米関税は7月に最大50%へ引き上げられる可能性がある。
 目先のインフレ指標は落ち着いている。
 エネルギー価格の下落やユーロ高の影響もあり、5月のユーロ圏インフレ率は目標の2%に収まるとみられる。
 ただ、欧州連合(EU)による報復関税や米中関係の展開、欧州の防衛・インフラ投資、サプライチェーン分断、労働力不足といった中長期的な構造要因がインフレ圧力を再燃させるリスクもある。
 ラガルド総裁は今週の記者会見で、利下げの見通しについて踏み込んだ発言は控えるとみられている。
 最近のECBは、将来の見通しではなく「何を根拠に政策判断を行うか」を強調する姿勢を取っている。   
   
  

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# 英住宅価格が低金利、所得増で堅調な需要が続き5月に急上昇
2025/06/02 19:18
 英国の住宅価格は5月、予想外に上昇した。
 住宅購入者向けの税制優遇措置の終了後も、住宅需要が依然として堅調であることを示唆している。
 英金融機関ネーションワイド・ビルディング・ソサエティーの1日の発表によると、英国の住宅の平均価格は5月、前月比+0.5%増の27万3427ポンド(約5300万円)だった。
 今年に入ってから最大の上昇幅で、4月は0.6%減だった。市場は横ばいを予想していた。
 この数字は、取引税の増税にもかかわらず、金利の低下と堅調な賃金上昇に後押しされ、住宅購入希望者が市場に戻ってきていることを示唆している。
 英国の住宅価格は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)後、2022年8月に過去最高の27万3751ポンドを記録した。
  
  
 

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# トランプ関税で貿易の影響が拡大し米GDP改定値は0.2%減、物価高で個人消費が低迷
2025/06/02 06:35
 米国経済の実質国内総生産(GDP)改定値は1-3月(第1四半期)に
   前期比年率ー0.2%
減縮小した。
 ただ、速報値(0.3%減)から上方修正された。
 市場予想は0.3%減だった。
 トランプ関税の影響で輸入物価が上昇したため個人消費の低迷が響いた。
 輸入の伸びは速報値から上方修正された。
 純輸出のGDP寄与度はマイナス4.9ポイントと、速報値を小幅に上回り、統計史上最大となった。
 GDPの小幅な上方修正は、企業による
   設備投資の増加
   在庫の積み上がり
の加速を反映した。
 ただ、連邦政府による支出は速報値ほどの下押し要因にならなかった。
 GDP統計は新たなデータを取り込むために複数回修正され、政府がより正確な景気判断をできるようになっている。
 4月末に発表された1-3月GDPの速報値では、2022年以来のマイナス成長が示された。
 確報値は来月発表される。
 この日のデータは、経済全般における基調的な需要が速報値の時点より弱くなっていることを浮き彫りにした。
 個人消費は1.2%増加した。
 市場予想は1.7%増だった。
 速報値(1.8%増)から下方修正された。
 個人消費と設備投資を合わせた民間の国内最終需要は年率2.5%増と、ほぼ2年ぶりの弱い伸びだった。
 このデータは需要の目安としてエコノミストが重視している。
 個人消費が下方修正されたのは主に、自動車の需要冷え込みが原因だった。
 医療ケアや保険を含むサービス支出も下方修正された。
 経済活動の目安となるもう一つの指標、国内総所得(GDI)は0.2%減少した。
 2024年10-12月(第4四半期)は5.2%増加していた。
 減少は22年第4四半期以来。GDPは財・サービスに対する支出を測定するのに対し、GDIは同じ財・サービスの生産に伴って生じる所得と費用を測定する。
 連邦準備制度理事会(FRB)が重視する個人消費支出(PCE)コア価格指数は、1-3月期に3.4%上昇した。
 速報値から小幅に下方修正された。4月のPCE統計は30日に発表される。
   
    

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# 連邦高裁がトランプ関税の当面の効力を認める
2025/06/01 06:07
 米国のトランプ大統領が世界各国・地域に対して課した関税の大半を、違法とした米国際貿易裁判所の判断について、連邦高裁は29日、その効力を一時的に停止する判断を下した。
 高裁はその間、政府が求める
   長期的な効力停止
の是非を検討するという。
 政府はこれに先立ち、高裁が効力停止の要請に直ちに応じなければ、連邦最高裁に介入を求めると表明していた。
 前日に国際貿易裁が下した違法判断を受け、司法省は29日、政府の外交に悪影響を及ぼすとともに、トランプ大統領
   外交に関する権限
を侵害するものだと主張する文書を首都ワシントンの連邦高裁に提出した。
 政府が正式な控訴手続きを行う間、判決の一時的な効力停止を要請した。
 連邦高裁は今回の判断において、効力の一時停止がいつまで続くかは明確にしなかった。
 ただ、6月9日までの手続き予定を定めた。
 トランプ政権は同時に国際貿易裁に対しても、控訴中は
   違法判断の効力
を停止するよう求めた。
 この日は別件でも、トランプ政権に不利な判決が出された。
 ワシントンの連邦地裁は中国など貿易相手国に課された米国の関税は違法だとの判断を下した。
 コントレラス判事は判断の適用範囲を、訴訟を提起した家族経営の玩具メーカーに限定した。
 その上で司法省に控訴する時間を与えるため、判決の効力発生を14日延期した。
 トランプ政権は広範な関税措置を維持するため対応を急いでいる。
 国際貿易裁は10日以内に関税撤廃のための行政手続きを実施するよう求めた。
 司法省は28日、同裁判所に対しても各国・地域との交渉が進行していることを理由に、判決の停止を要請していた。
   
     

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# 米裁判所の関税差し止め、トランプ氏は代替措置が可能とゴールドマンが指摘
2025/05/31 01:54
 ゴールドマン・サックス・グループのアナリストは29日の顧客向けリポートで、判事が差し止めを命じたのは今年発表された
   6.7ポイントの上乗せ関税
であり、ホワイトハウスはこれを補うため他の関税手段を活用する可能性があると論じた。
 米国際貿易裁判所はトランプ大統領の
   世界的な関税の多くについて差し止め
を命じたが、同大統領の貿易政策にとっては一時的な後退に過ぎず
  他の税制措置
で埋め合わせることが可能だと指摘した。
 このリポートで米国政治担当チーフエコノミストの
   アレック・フィリップス氏
は「今回の判決はトランプ政権の関税計画にとって後退を意味し、不透明性を増す。だが、米国の主要貿易相手国にとって最終的な結果は変わらないかもしれない」との見解を示し、「現時点で、トランプ政権は関税を課す別の方法を見いだすと予想している」と続けた。
 代替策としては、鉄鋼やアルミニウム、自動車への関税賦課で根拠とされた通商拡大法232条の利用などがある。
 フィリップス氏は、裁判所の判断が議会で審議中の財政パッケージに大きな影響を及ぼすとはみていない。
 また、「関税収入はそもそもこのパッケージの財源に入っておらず、議員の多くはこの2つを明確に関連付けてはいなかった」と説明した。
 現在保留されている全ての調査が25%の関税賦課という結果になり、それが現行の関税に上乗せされる場合、それだけで関税率を7.6ポイント押し上げるだろうとフィリップス氏らは試算した。
 国際貿易裁判所の3人の判事から成るパネルは、トランプ氏が一部の関税措置を正当化するために
   国際緊急経済権限法(IEEPA)
を適用したのは不当だとする民主党主導の州や中小企業グループの主張を全員一致で支持した。
 ホワイトハウスは既に控訴した。
 トランプ氏には関税賦課に向け、取り得る別の手段もある。
 通商法122条を根拠に最大15%の関税を150日間適用することや、同法301条に基づき調査を開始することが可能だ。
 ただ、いずれも施行までに比較的長い時間がかかる。
  

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# 米裁判所が関税の大部分を違法と判断!!トランプ氏の通商戦略に打撃
2025/05/30 21:10
 トランプ政権は上訴する意向だが、この司法判断がいつから適用されるか不明だ。
 米国際貿易裁判所がトランプ大統領の
   関税措置
の多くを違法と判断し、政権の通商戦略は打撃を受けた。
 同裁判所の判事3人から成るパネルは28日、トランプ氏が貿易相手国・地域に対する関税に1977年の
   国際緊急経済権限法(IEEPA)
を不当に適用し、従って輸入関税は違法だと結論付けた。
 この判断は、
   米国境を巡る安全保障
   合成麻薬フェンタニルの取引
を理由にカナダとメキシコ、中国に課された関税にも適用されることとなる。
 政権側は控訴する意向を直ちに示し、最終的な判断は連邦最高裁判所に委ねられる可能性がある。
 ただ、今回の判断は、トランプ政権が1期目に中国からの多くの輸入品に賦課した関税のほか、通商拡大法232条や通商法301条など異なる権限に基づいて鉄鋼・アルミニウム、自動車に賦課された関税には影響が及ばない。
 トランプ政権は今後、関税政策でこうした通商法の活用拡大を余儀なくされると見られる。
 現段段階で国際貿易裁判所の判断がいつから適用されるかは不明だ。
 同裁判所は連邦政府に対し、10日以内に関税撤廃のための行政手続きを実施するよう求めている。
 判断が無効とならなければ、中国への30%上乗せ関税、カナダおよびメキシコへの25%関税、その他多くの国への10%関税は数日以内に撤廃される見込み。
 これらの関税と、それに対する報復措置への懸念は、米国および世界経済の成長を阻害する要因と見なされてきた。
 たとえ一時的でも撤廃されれば世界経済の見通しは改善する。
 司法判断を受け、29日のアジア株は日本や韓国の株価を含めて上昇した。
 また、米株価指数先物も値上がりし、米国債利回りはアジア時間からの上昇基調を維持した。
 ドルは一時伸び悩んだが、3日続伸の流れは継続した。
 円とスイス・フランは下げた。
 関税撤廃の可能性に投資家が歓喜した一方で、裁判所の判断がトランプ氏の通商政策に恒久的な打撃となるのか、それとも一時的な障害にすぎないのかについては今のところは不透明だ。
 また、トランプ政権が国際貿易裁判所の命令に従うかどうかも疑問だ。
 ホワイトハウスのデサイ報道官は声明で「国家の緊急事態への適切な対処を判断するのは選挙で選ばれたわけでない判事の仕事ではない」と指摘し反発した。
 長年にわたる貿易赤字は「米国の地域社会を荒廃させ、労働者を置き去りにし、防衛産業基盤を弱体化させるという国家の緊急事態を招いた」と主張し、関税の正当性を主張した。
 そもそも、トランプ政権は関税収入拡大を減税の財源としており、関税撤廃となれば、財政赤字への懸念が一段と強まる恐れが強まる。
 減税に伴う総費用は向こう10年で3兆8000億ドル(約554兆円)と想定され負担は米国民が負うことになる構図だ。
 中国や欧州連合(EU)、インド、日本など米主要貿易相手国・地域は、トランプ政権との今後の交渉方針を再検討する可能性もある。
 林芳正官房長官は29日午前の記者会見で、判決の内容や影響を「十分に精査しつつ、適切に対応する」と述べた。
 オーストラリアのファレル貿易観光相は「不当な」関税の撤廃を強く訴えていくと述べた。
 英国と今月達した
   米貿易合意も無効
になる可能性がある。
 
  

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