米国のオバマ大統領は中国の胡錦濤国家主席と電話会談、イランに核開発を断念させる国際社会の取り組みを中国が支援するように要請した。
　１時間の電話会談で、米国は新たな対イラン制裁への支持を強く求めた。
　胡主席は１日、ワシントンで開催される
　　　　核安全保障サミット
へのオバマ大統領からの招待に応じ、人民元相場や台湾への武器輸出で緊張していた米中関係の改善が示唆された。

　ホワイトハウスは１日遅く発表した声明で、オバマ大統領は、イランが
　　　　国際社会の義務
を確実に果たすため、共に取り組む重要性を強調したと説明した。
　ただ、この国際社会の義務とはいったい何のことか不明だが、米国は義務を果たしているといえるのだろうか、よくわからない。

　両主脳は良好な二国間関係を発展させる重要性についても討議したと述べた。
　中国はイランとの追加交渉を通じた解決を求め、武器禁輸の強化などを盛り込んだ４回目となる国連安全保障理事会制裁決議の採択への支持は控えた。
　
　　

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