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2009/02/01 06:57
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米国商務省の発表(30日) 2008年第4四半期(10-12月)の実質国内総生産(GDP、季節調整済み、年率)速報値は 前期比年率-3.8%(市場予想値ー5.5%) と個人消費や企業設備投資の落ち込みが響き1982年以来で最大のマイナスとなった。 この結果、意図せざる在庫増が生じた。在庫投資のGDP寄与分を除いた実質最終需要は -5.1% 成長となった。これは1980年第2四半期(マイナス7.5%)以来最悪の状態。 なお、第3四半期は0.5%の減少で2四半期連続のマイナス成長は91年以来初めてのこと。 企業が売れ残り在庫をさばくため、生産を一段と縮小、今期のGDPマイナス幅は従来予想以上に拡大する可能性が高い。 景気は第1四半期に入る前に一段と落ち込んでおり、今後景気対策がなければ、下半期もゼロあるいはマイナス成長になる可能性が高い。 昨年第4四半期の個人消費は -3.5%(第3四半期 -3.8%) で2期連続で3%を超えるマイナスを記録したのは1947年の統計開始以来で初めてのこと。 実質GDPは08年通年で+1.3%となり、上半期の輸出増加と税還付が個人消費の落ち込みを相殺する格好となった。 第4四半期のGDP価格指数は 前期比年率-0.1% となり、商品価格の下落を背景に1954年以来で初のマイナスとなった。 食品とエネルギーを除く個人消費支出(PCE)価格指数は前期比年率+0.6%であった。 これは62年以降で最低の伸びであった。 企業設備投資は75年以来で最大のマイナスとなる -19% となり、内訳としては機器・ソフトウエアが28%減と、約50年ぶりの深い落ち込みを記録した。 また、住宅投資は24%減と、前四半期の16%減から一段と悪化した。 一方、在庫投資は消費低迷による売れ残りで62億ドル増加した。 PR |
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