元ゴールドマン・サックス・グループのバンカー、クリストファー・フラワーズ氏が運営している企業投資会社
　　　　ＪＣフラワーズ
は、アイルランドの金融サービス会社
　　　　ＥＢＳビルディング・ソサエティー
への買収案での助言役に
　　　　ＪＰモルガン・チェース
を起用したことを事情に詳しい関係者３人がブルームバーグの取材で明らかにした。

　アイルランドでは10年にわたって続いた不動産ブームが崩壊して不動産価値が半減、増加する不良債権を抱えて金融機関は資本を調達しておりＥＢＳもアイルランド金融当局が設けた新しい自己資本基準を満たすため
　　　　７億8500万ユーロの調達
を模索している。
　
　アイルランド政府はこれまで、ＥＢＳに３億5000万ユーロを注入しており、同行が十分な資本を調達できない場合にはさらに資金を提供すると見られる。

　なお、ＥＢＳに買収案を提示するのは４社あり、その中にアイリッシュ・ライフ・アンド・パーマネントとカーディナル・アセット・マネジメントも含まれているという。

　　　

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