2025/03/03 06:53
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欧州の首脳らは2日、欧州では米国がウクライナ支援を停止する恐れが懸念されており、防衛費増強で協調を図るためにロンドンで会合した。 「戦後」ウクライナの安全保障に向けて、英国が提唱する 「有志連合」の結成 を試みた。 緊急首脳会議を主催した英国の スターマー首相 は会合前にBBCとのインタビューで、有志連合は英国とフランスとその他「1、2カ国」で構成される見通しが高いと明かし、「戦闘停止の計画」を同連合がウクライナと策定すると述べていた。 2日前にホワイトハウスで開かれた米・ウクライナ首脳会談は、意見の食い違いが 異例の口論 に発展し、予定されていた資源取引の署名は棚上げされ、共同記者会見も中止された。 スターマー氏は記者会見で「歴史の分かれ道にわれわれは立たされている」と発言した。 会合にはウクライナのゼレンスキー大統領を含め、10数カ国の首脳が参加した。 また、「対話を重ねることで合意する段階は過ぎた。今は行動すべき時だ。公正で恒久的な和平のためにあらためて力を入れ、指導力を発揮し、新しい計画のもとに団結する時だ」と続けた。 欧州が最も心配しているのは、トランプ氏がロシアのプーチン大統領と 直接的で急速な外交 を展開することだ。 プーチン氏は2022年2月に 全面的なウクライナ侵攻 を開始し、今もウクライナ国土の5分の1を掌握している。 トランプ大統領は欧州にウクライナ支援のリーダー役を引き渡したい考えで、欧州諸国全体で一段の防衛費増額を勧めるよう迫っている。 この日の首脳会合にはフランスのマクロン大統領のほか、カナダやドイツ、ノルウェー、トルコから代表者が出席した。 ウクライナの立場を強化し、「恒久的な和平」と安全保障を確実にすることを目指した。 2週間前にもパリで同様の会合が開かれている。 首脳らが強調したのは、コンセンサス重視の 欧州連合(EU)より速いペースでの行動 と、軍事力の強い外部国を取り込む必要性にある。 スターマー首相は防衛予算の国内総生産(GDP)比率を、現在の2.3%から2.5%に引き上げると公約している。 ブレグジット(EU離脱)後の欧州でリーダーシップを取り戻したい目論見もある。 PR |
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