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# 米国も多少は世界を支援することはできる。ただ、一国だけではどうしようもない。
2015/01/27 18:47

 スイスのダボスで21-24日開催された
   世界経済フォーラム(WEF)年次総会
に出席した投資家や企業経営者、政策当局者らは世界経済が「米国とそれ以外」に色分けされると結論づけた。

 米国経済の成長率は1999年以降で初めて、世界の成長ペースを上回る見通し。
 ただ、過去11年で最も力強い米景気拡大に世界経済をけん引できるほどの勢いがあるか疑問もある。
 また欧州や中国の鈍化の重力にあらがうことはできないのかということも懸念される。
 
 
 投資会社カーライル・グループの共同創業者
   デービッド・ ルーベンスタイン氏
は現在の
   米国は世界中で最も素晴らしい投資先
だと考えられるが米国にとって最大の問題は米ドルがあまりにも強くなってしまう恐れだと述べた。

 
 また、資産運用会社ブラックロックのラリー・フィンク最高経営責任者(CEO)やゴールドマン・サックス・グループのゲーリー・コーン社長も米経済に対するドル高の悪影響を指摘した。

  
 アイゼンスタット元米財務副長官は米国も多少は世界を支援することはできるだろうが、一国だけではどうしようもないとメディアの取材で述べた。
 
 その上で、米国の回復の勢いが世界の他地域のマイナスの力に押しやられてしまう確率は依然50%あるとした。
 
 
 世界各国・地域ごとに経済の巡航速度が大きく異なる中、米ドルは対ユーロで11年ぶりの高値を付け、米景気拡大を脅かす。
 
 米ドルのさらなる上昇見通しにあえて異議を唱える者はダボスでもほぼ皆無だった。

 
  
 

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