ユーロ圏財務相会合（ユーログループ）の
　　　ユンケル議長
　　　　（ルクセンブルク首相兼国庫相）
は来年の財政赤字を
　　　欧州連合（ＥＵ）規定の上限内
に圧縮するスペインの目標は達成されるとの見通しを示した。
　
　ブリュッセルで12、13両日に開かれる財務相会合では、スペインが新たに示した
　　　対国内総生産（ＧＤＰ）比5.8％
という今年の財政赤字目標について、何らかの決定を下すことはないという。
　
　スペインは2013年に対ＧＤＰ比の赤字をＥＵが定める上限３％まで縮小することを目指している。

　また、スペインとギリシャの経済情勢の間に関連性は一切ないとの認識を示した。
　
　スペインは2013年の赤字目標達成を望んでおり、また実現させると考えていると述べ、会合では2012年の予算を視野に入れながら
　　　具体的な対策
を協議すると続けた。
　
　恒久的な救済基金である
　　　欧州安定化メカニズム（ＥＳＭ）
の融資規模について問われたことに対し
　　　12日の会合では幅広く協議
するが、何かを決定することはないと答え、今月末にコペンハーゲンで開かれる
　　　ユーログループの会合で決定
を下すことを提案すると続けた。
　
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ひとこと
　信用不安の拡大を止めるためには景気回復策を強化することが一番重要だろう。
　
　

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