2014/03/11 05:13
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ウクライナの シュラパク財務相 は10日、年内に償還期限を迎える 約100億ドル の債務返済のすべてを外貨準備ではまかなえないとの認識を記者団に示した。 そのうえで、国際通貨基金(IMF)と交渉中の金融支援について、4月の第1弾獲得への期待を表明した。 国営エネルギー会社の ナフトガス や、国営の高速道路建設会社の債務も含めれば、償還を迎える債務の支払いを、外貨準備でまかなうことはできなくなると続けた。 さらに、通貨フリブナ相場は安定したとの認識を表明した。 向こう1年間は、平均で1ドル=10.0─10.1フリブナで推移する可能性が大きいとの見通しも示した。 ひとこと モノを買っても金が支払わずに借金が増えているとも言えるウクライナの問題は根が深い。 ロシアのガスブロムが欧州に供給している天然ガスはウクライナを通るパイプライン経由がかつては主流であった。 ガス代金を支払うことが出来ないウクライナが途中でガスを抜き取られる懸念があり、ガス供給を年末から年始に停止し欧州の経済が揺らぐ事態が何度も起きている。 こうしたリスクはロシアと欧州の利害の一致となり、バルト海の海底を通すパイプラインの敷設等で供給ルートは複数確保されており、個々最近は問題が起きることは少なくなった。 ウクライナの親ロシア派の大統領の追放やクリミア半島でのロシア系住民の独立問題などが起きており、再び世間の注目を浴びている。 視点を変えれば、過去と同様に資金の援助を求めるための猿芝居のひとつにも見え、欧米の支援と言うカードを引き出そうとしているようにも見える。 ↓ 参考になったらクリックお願いします。 ![]() 人気ブログランキングへ |
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