中国の６月の乗用車販売台数は所得の増加で需要が押し上げられたほか、３月の東日本大震災で混乱を受けた日本メーカーの生産回復が寄与し増加した。

　中国自動車工業協会（ＣＡＡＭ）が８日発表した６月のスポーツ型多目的車（ＳＵＶ）を含む乗用車のディーラー向け販売台数は
　　　 110万台(前年同月比＋6.2％)
となった。
　なお、５月は同0.1％減と、2009年１月以降で初めて前年割れとなっていた。

　５月は震災の影響から電力や自動車部品が不足し、ホンダやトヨタ自動車など日本の各メーカーが生産を減少させた。
　これが販売台数に響いたが６月は自動車の初回購入者の需要が増え、ディーラーも在庫積み増しに再び動いたことで販売が回復した。

　ＣＡＡＭによると、全体の自動車販売台数は６月に前年同月比1.4％増の140万台となった。
　１－６月（上期）の自動車販売台数は前年同期比3.4％増の930万台、乗用車販売台数が同5.8％増の710万台。
　
　　

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