フメリニツキーの乱
　1648年から1657年までの間、ポーランド・リトアニア共和国の支配下にあった
　　　ウクライナ
において、ウクライナ・コサックのヘーチマン（棟梁・頭領）であった
　　　ボフダン・フメリニツキー
が起こしたコサックの武装蜂起のこと。
　この蜂起はウクライナ対ポーランドの大規模の戦争に発展し
　　　ポーランド・リトアニア共和国
の衰退を引き起こした。
　
　一方で、ウクライナ・コサックによるヘーチマン国家の創立と、戦争に介入した隣国
　　　ロシア・ツァーリ国
の強化という結果をもたらした。
　
　フメリニツキーの乱は、東ヨーロッパの政治地図を大きく切り替え、17世紀半ば以降当地域に住む多数の民族の運命を決めたので、東ヨーロッパ史上の最大の軍事衝突の一つだった。

　

[0回]