2007/12/21 06:18
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NY株式市場では金融保証大手MBIAが19日夜にホームページ上で保証証券の詳細を開示したことから株価が1987年以来の大幅安となった。 開示情報によると住宅ローン関連証券や債務担保証券(CDO)を基に再組成した 新たなCDO (いわゆるCDOスクエアド(2乗)) を81億ドル相当保証していることが明らかになった。 ケン・ザーブ氏(モルガン・スタンレー アナリスト)のリポート(19日付) MBIAの経営陣がこの情報をこれほど長く開示しなかったことに驚いている。MBIAは投資家にCDOの中でも最もリスクの高いとみられるものを開示してこなかったと非難した。 格付け会社は保証する証券の格下げで損失が発生した場合、補てんするのに十分な資本がないかもしれないとの懸念からMBIAやアムバック・ファイナンシャル・グループなど金融保証会社の格付けの見直し作業に入っている。 金融保証会社が格下げを受ければ、保証している2兆ドルを超える資産も「AAA」の格付けを失う可能性が高く信用収縮の恐れが再び高まる可能性が高い。 PR |
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