2008/02/29 04:43
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ソーンバーグ・モーゲージ(住宅ローン会社 米 28日) 同社は昨年8月に219億ドル相当の資産を売却しているが、債権者からの追加担保差し入れ要求に応じるため、再度 証券売り出し を実施する必要性に備え、検討していることを明らかにした。 ニューヨーク株式市場では28日、この発表を受けてソーンバーグの株価が6カ月ぶりの大幅安となった。 ソーンバーグが証券取引委員会(SEC)に提出した文書によると、同社は今月14日以降、すでに 3億ドルの追証 に応じたため、手元流動性が減少しており、今後さらに担保差し入れ要求が出た場合の対応能力が低下した。 ソーンバーグは41万7000ドル以上の物件を対象とした変動金利(ARM)型ローンを中心に業務を展開しており、昨年、ローン設定の一時停止に追い込まれた。 昨年は同社を含め、住宅ローン会社100社以上がローン設定の一時停止、もしくは同事業から撤退している。 ソーンバーグは昨年9月にローン設定を再開し資本増強のため5億ドルの優先株を発行した。 ソーンバーグの提出文書によると、信用の質が「Alt-A」に位置づけられる住宅ローンを担保とした債券の価値が1月末以降で10-15%減少したという。 この価値下落が直接的な影響を及ぼし同債券の追証につながったという。 なお、Alt-Aはプライム以下、サブプライム以上とされていおりサブプライムより上位の債権劣化が起きているようだ。 PR |
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