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# 運動せずに筋肉つくる薬、熱中症予防の効果も
2012/01/09 16:22
 4年近く前に発見された
   AICAR
は運動をしないマウスに筋肉をつけることのできる薬という。
 この薬に熱中症を予防する効果もあったとする論文が、8日の英医学誌
   ネイチャー・メディスン
       (Nature Medicine)
に掲載された。
 研究を続ければ、熱に極端に弱く、暑い日の運動や活動で死亡する危険性のあるスポーツ選手や兵士たちを助けることができるかもしれない。


 まったく活動をしない実験用マウスの筋肉を発達させ、持久力を高める効果が発見された後
   カウチポテト薬
と呼ばれるようになった。
 現在は、深刻な筋肉関連の疾患や代謝障害などの治療薬として研究が進められている。

 ネイチャー・メディスン誌の論文で、マウスにおける
   悪性高熱症
と呼ばれる疾患の予防に、このAICARが役立つことが偶然発見されたと述べた。
 悪性高熱症は死に至ることもある症状で
   RYR1遺伝子の欠陥
により引き起こされる。
 なお、この遺伝子はマウスも人間も保有している。

 ヒューストン(テキサス州)にあるベイラー医科大学(Baylor College of Medicine)のスーザン・ハミルトン(Susan Hamilton)教授(分子生理学)は「AICARをマウスに投与すると、熱による死亡を予防する効果が100%あった。活動の10分前未満の時点で投与した際にも効果があった」と語った。

 RYR1遺伝子の異常は3000人に1人の割合で発生するが、理論的には将来の薬剤は
   RYR1欠陥を持たない人々
にも効果を持つ可能性があるという。

  

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