2010/03/31 12:30
|
レニハン財務相の発言(30日) 場 所 ダブリン アイルランドのバッドバンクである国家資産管理機関(NAMA)は、金融機関からの 第一回の融資債権買い取り に平均47%の割引率を適用したうえで、新たな資本基準も設定した。 同国政府の当初の見積もりでは割引率は30%とされていた。また、同国政府は不動産市場の低迷に伴い不良債権が膨らんだ同国の銀行に対し、新たな資本調達を義務付けた。 その合計額は少なくとも 318億ユーロ(約4兆円) となる可能性がある。 アイルランドは、NAMAが銀行の不動産向け不良債権を処理し、融資を回復させることを目指している。 なお、NAMAは最終的に、簿価ベースで800億ユーロ相当の債権を買い取る見通しとされる。 なお、資本の増強ではアライド・アイリッシュ銀行が74億ユーロ、アイルランド銀行が26億6000万ユーロがそれぞれ必要になるという。 また、昨年国有化されたアングロ・アイリッシュ銀行は最大183億ユーロ必要になる可能性があるという。 NAMAは、各行の資本増強計画提出までの期間を30日と定めた。 なお、米国とポーランドの銀行の持ち分を売却し、これによって必要な資本の「かなりの部分」は調達できると表明するなど株式売却も計画しているようだ。 PR |
|
トラックバックURL
|
忍者ブログ [PR] |