2010/07/24 22:11
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欧州銀行監督者委員会(CEBS)はストレステスト結果を23日公表した。 欧州監督当局は大手金融機関を中心に91銀行を対象としたストレステスト(健全性審査)で、銀行が最も深刻なストレスを受けた場合に 保有するソブリン債 社債 不動産貸付 消費者向け貸付 など で最大 5659億ユーロ(約64兆円)の損失 を被ることを想定した。 → ranking 同テストではスペインの商業用不動産価格の今年の下落率を35%、来年を30%と想定したほか、英国の商業用不動産と居住用不動産の価格が今年と来年に10%下落することを前提として査定している。→ ranking また、証券化商品の4段階の格下げや、欧州株の2010年と11年の20%ずつの下落、今後2年にわたる欧州連合(EU)の国内総生産(GDP)の減少といったシナリオも想定して分析した。→ ranking 同テストで資本不足と判定された銀行は91行中7行で、不足する資本の総額は35億ユーロだった。 国債は売買目的のものを査定対象としたが 償還まで保有するものについては対象外 としたため、ソブリン債の大部分は考慮されなかったとみられる。→ ranking 作為的に保有ソブリン債の区分けを行っており、景気回復が進めば問題が起こらないものの、足踏みや後退懸念が台頭すると逆にレバレッジが働く可能性が高いということに変わりはなく安心は出来ない。→ ranking PR |
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