住友信託銀行は２４日、中国・南京の信託会社、南京市信託（Nanjing Trust)）に１９．９９％出資すると発表した。
　親会社である南京市人民政府が全額出資する金融持ち株会社から３月下旬に
　　　　株式を約１６億円
で取得し、副社長ら役員を派遣する。
　邦銀が中国の金融機関の株式を取得する例はあるが、役員派遣などで経営に参加するのは初めてのこととなる。　

　日系企業の中国進出が増え、信託事業を通じて調達した資金を日系企業に貸し出すなど、融資などの需要が強まっていることに対応中国事業を拡大する。

　中国では、信託事業のノウハウ取得のため、外資系金融機関が独自で信託事業を手がけることを禁じ、現地の信託会社への出資を促している。
　　
　　　

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