ＪＰモルガン・カザノブ
　米国金融機関２位のＪＰモルガン・チェースが、カザノブ・グループとの合弁事業
　この合併未保有株を1999年11月19日に10億ポンド（約1480億円）で取得することで合意しＪＰモーガン・チェー巣の傘下に入った。
　なお、カザノブ・グループは英国で唯一の独立系証券ブローカーで1819年の創業、顧客には英王室も含まれる。
　合弁事業を１株当たり535ペンスを支払って
　　　　完全子会社化
することで、190年の歴史を持つ名門証券会社カザノブの買収が完了した。
　ＪＰモルガン・カザノブは英企業トップ100社中36社のコーポレートブローカーとなっている。

　買収代金はカザノブの従業員と元パートナーら約1500人が受け取る。
　　
　ＪＰモルガンは2004年11月にカザノブとの合弁会社を立ち上げ、合弁会社は営業を開始した05年以来、金融危機の07、08年も含め毎年利益を出している。

　合弁開始時の契約で、ＪＰモルガンは５年後に残りの50％の未保有株を買い取る権利を取得した。
　一方、カザノブはＪＰモルガンに身売りする権利を得ていた。
　
　ＪＰモルガンは合弁開始時にカザノブ幹部と株主に１億1000万ポンドを支払い、合弁事業に5000万ポンドを出資した。また、カザノブ側も5000万ポンドを出資していた。

　　

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