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# 金正男氏暗殺の引き金は中国最高指導部メンバーの密告
2018/02/17 05:32

 台湾メディアの
   ETtoday
によると、北朝鮮の朝鮮労働党委員長
   金正恩(キム・ジョンウン)
の異母兄の金正男(キム・ジョンナム)氏が1年前にマレーシアで暗殺された事件について
   後継問題
をめぐる
   中国側の密告
が引き金になったとするNHKの報道を、中国外交部の報道官は否定した。

 NHKが中国政府関係者の話として伝えたところによると、北朝鮮ナンバー2とされた
   張成沢(チャン・ソンテク)氏
は12年8月、中国・北京で当時の
   胡錦濤国家主席
と個別に会談した際、正男氏を北朝鮮の最高指導者にしたいという意向を明らかにした。
 
 この情報を当時、中国の最高指導部のメンバーだった江沢民派の
   周永康(ジョウ・ヨンカン)政治局常務委員
が部下を使って盗聴しており、周氏は13年初めに北朝鮮の最高指導者となっていた正恩氏に会談の内容を密告したという。

 その後、張氏は13年12月、国家反逆罪などで処刑され、正男氏は17年2月にマレーシアで暗殺された。
 
 また、周氏は汚職や国家機密漏えい罪などに問われて無期懲役の判決を受けた。
 なお、関係者によると、北朝鮮への密告が
   国家機密漏えい罪
に当たると判断されたという。

 中国外交部の
   耿爽(グン・シュアン)報道官
は14日の定例記者会見で、この報道について「根拠のない話だ」とだけ語った。
 

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