2019/06/11 05:34
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米露の軍艦が現地時間7日、太平洋で衝突寸前まで接近した。 この異常接近について双方は事故原因は相手側の不適切な行為によるものと批判した。 ロシア太平洋艦隊の広報担当者は、艦隊が米海軍の空母打撃群と平行する航路を航行中、米軍の巡洋艦が急きょ航路を変更し 「アドミラル・ビノグラドフ」 の前方50メートルを横切ったため、同対潜艦は衝突を回避するため直ちに対応した。 「ロシア側は国際周波数帯を利用し米艦の司令部に抗議し、再発防止を求めた」と発表した。 これに対して米海軍の発表によると、当時はヘリ1機が 巡洋艦「チャンセラーズビル」 に着地しようとしていたが、後方のロシアの駆逐艦が急に加速し、直近で約15−30メートルまで接近した。 衝突を回避するため、米艦は「エンジン全開」で方向を転じた。 また、ロシア側の行為は「危険」で「素人」じみており、「海上における衝突の予防のための国際規則に関する条約」及び海上航行の慣例に背くとした。 米国のシャナハン国防長官代行は、「軍の間で議論し、当然ながら抗議する」と述べた。 国際海事法によると、海上を航行中に2隻の船舶は一定の安全距離を保たなければならず、追い越す場合も900メートル以上の間隔をあける必要がある。 各国の海軍は海上で任務を遂行中、他の船舶を妨害してはならない。 米国は今月4月、ロシア機が地中海の上空で米国の航空機を3回阻もうとし、うち2回目は正面を高速で通過し「非常に危険」だったと批判した。 なお、ロシア側は5日、ロシア機の行為は完全に関連国際法の規定に合致すると表明した。 PR |
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