2017/07/20 05:08
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イスラム教スンニ派の原理主義的な宗派ワッハーブ派を中心にした超保守的な宗教国家のサウジアラビアで、首都リヤドの歴史地区をミニスカート姿で歩いている映像がインターネット上に公開され、警察の事情聴取を受けていた女性が、起訴されずに釈放と19日、サウジ政府情報省が発表した。 情報省によると、検察官は女性を不起訴とし警察は18日夜に女性を釈放したという。 警察は18日、写真・動画の共有アプリ スナップチャット(Snapchat) に投稿された一連の動画に、クロップトップとハイウエストのミニスカート姿で写っていた女性を聴取していると発表していた。 情報省の発表によると、女性はスカート姿で髪の毛を隠さずに歴史地区を歩いていたことは認めた。 ただ、動画がオンライン上に投稿されたことについては知らなかったと話したという。 サウジアラビアは原理主義的な宗教観に基づき、宗教警察が国民を監視している世界でも女性の権利に対し特に厳しい制約を課している国家で、女性は公の場ではほぼ常に体を包む黒い布アバヤを身に着け、髪も隠さなければならない義務が課せられている。 今回投稿された動画がきっかけとなり、サウジ内外のソーシャルメディアでは同国でのジェンダーや権利に関する議論が巻き起こっており、国民の自由への要求が拡大していく流れに変質するのを事前に止めた形。 PR |
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