2017/09/24 05:26
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英国の欧州連合(EU)離脱問題で欧州委員会の交渉責任者を務める ミシェル・バルニエ氏 は21日、ローマのイタリア議会で 正式な離脱 後の移行期も英国はEUの規則に従わなければならず 移行期は短く するべきだと主張した。 バルニエ氏は「移行期が設定」される場合は2019年3月30日からとなる。 英国はその前日にEUを離脱している。 従って、意思決定プロセスにはもはや関与しないと指摘した。 なお、移行期では 「すべての恩恵」 が維持されるため、論理的に言って EUの規則、予算、監督、司法、執行手段・同機関 などが現状通り適用されるべきだろうと続けた。 EUのこの要求は、真新しいものではないが、英国が離脱後の新体制を迎えるに当たり企業や投資家への衝撃を緩和するため移行期を求める場合 融通を利かせる意思はない とのEUの決意を浮き彫りにした。 バルニエ氏の発言は、移行期においても英国がEUの司法管轄下に置かれることを意味している。 正式な加盟国であったときと全く変わらない 拠出金の支払い義務 を負うことを示唆している。 また、英国在住のEU市民の権利やアイルランドとの国境問題、離脱に際した支払額など包括的な合意が成立しない限り、移行期の設定はあり得ないとくぎを刺した。 PR |
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