2017/11/25 05:32
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欧州中央銀行(ECB)の
クーレ理事
は、インフレが回復軌道に戻ると政策担当者らがより楽観的になる状況で、来年は債券購入よりも金利を重視する方向で金融政策のガイダンスを修正することになりそうだと語った。
ECBは債券購入を終了した後、かなり時間を置かなければ 借り入れコスト
は上昇しないと説明した。
インフレが物価安定の目安に向けて
持続的な回復軌道
に乗るまで債券購入を続けると約束することで「そうした期待」を担保しているように見える。
また、クーレ理事は、量的緩和(QE)プログラムの終了が予定される来年9月よりも前の段階で、QEとインフレとの関連付けが弱められる可能性があると指摘した。
クーレ理事は独紙ハンデルスブラットとのインタビューで
「物価安定の目安」
である2%弱に向けた
インフレの持続的回復
を後押しする手段として、政策委員会が
純資産購入の必要性が低下
したと十分確信できるようになった段階で、この関連付けが修正されると思うと発言した。
なお、10月はそのような修正を行う準備が整っていなかったが、これから18年9月までのある時点でそれが起きると予想されると述べた。
また、両者の切り離しが可能になるほどまで 「金利ガイダンス」
の重要性が時間の経過とともに増すと予測した。
債券購入がもはや必要なくなると期待することは
「論理的な帰結」
だと述べたうえ経済環境は改善され、物価圧力も増しつつあり、月ごとの純資産購入への依存度は低下していると続けた。
このため、延長は10月が最後になると期待できるとの認識を示した。
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