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# 救出作戦で特殊部隊員が犠牲
2019/05/17 03:06

 アフリカ西部のブルキナファソで武装勢力に拉致されていた韓国人1人を含む人質4人がフランス軍に救出されたが、救出作戦のなかでフランスの
   最精鋭特殊部隊「ユベル」
の隊員2人が作戦中に命を落としたことをめぐり、フランスでは政府の警告を無視して
   危険地域
に入った人質に対する非難の世論が広がっている。

 隊員2人は武装勢力に自分たちの位置を感知されると
   人質の安全
を考えて発砲せずに武装勢力に向かって走ったため、その途中で至近距離から銃弾を浴びて死亡したということが明らかにされた。

  
 フランスでは人質となった旅行者らに対し、政府の「旅行警報」を無視して危険地域に入ったせいで何の罪もない軍人2人が犠牲になったとして、冷たい視線が注がれ批難の拡大が見られる。
 
 フランス人2人が拉致されたベナン北部のパンジャリ国立公園と、隣接するブルキナファソ南西部は、テロ集団の活動地域だとしてフランス政府がこれまで撤退勧告を出していた。

 人質になっていた4人のうち韓国人女性1人とフランス人2人が11日午後6時(現地時間)、フランス・パリに到着した。 
 
 マクロン仏大統領が3人を空港で出迎えたが、3人の無事の帰還を歓迎する人々などおらず、大統領の表情も暗かったという。
 
 マクロン大統領は同日、歓迎式の後「国家の義務は国民がどこにいても安全を保障すること」と主張したが「2人の軍人が命を失った。政府の旅行関連の勧告は必ず守るべき」と強調し、フランス国内で広がる動きを鎮静化したい思惑が見られた。
 
 なお、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)では、救出されたフランス人2人に対し「法で処罰すべき」「無謀な観光客のせいで軍人たちの命が犠牲になった」など非難の書き込みが相次いでいる。
 
 
ひとこと
 
 リスクを認識しないまま「勝手気まま」に海外で支援活動等を行い人質となるケースと同じで、自己完結型で出来ない場合は、行くことが問題であり、救出に掛かる費用負担をしてもらう必要もある。
 
 善意の押し売りともいえる活動も、地域経済へ深刻なダメージや格差の拡大の要因になることを認識すべきだろう。
  
 

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