2018/10/20 05:12
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韓国首都ソウルの裁判所は16日、同国の大統領 文在寅氏 を親北派の「共産主義者」と呼んだ元政府関係者に対し、1000万ウォン(約100万円)の損害賠償の支払いを命じた。 この元検事で保守活動家の 高永宙氏 で2013年1月の公開討論会で、文氏が大統領になれば韓国を「共産主義国」にするつもりだと非難したもの。 これを受けて文大統領は2015年に 「根拠のない風評を広めた」 として高被告を 名誉毀損 で訴え、1000万ウォンの損害賠償の支払いを求めていた。 ソウル中央地裁は16日、高被告の発言は文大統領の「社会的評判をおとしめた」との判断を示した。 また、原告の文氏は公人であるとはいえ、特に韓国における 共産主義者 という言葉に含まれる否定的な意味合いを考慮すると、公人だからといってそのような名誉を傷つける発言が言論の自由の名の下に容認されてよいわけではないと指摘した。 文大統領をはじめ、韓国の左派の活動家や政治家はこれまでにも政敵らから、親北派の共産主義者だという批判を受けている。 ひとこと これまでも司法の場では政権にすり寄りやすい判断が出ている。 ただ、政権が変われば景色も大きく変化して逆の環境が生まれることも多いため、法治国家というよりも共産主義政権が支配する中国同様に人治国家ともいえるもののようにもみえる。 PR |
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