米国議会上院共和党は22日
　　　医療保険制度改革法（オバマケア）代替法案
を公表した。
　医療保険市場の安定化へ４年間で
　　　500億ドル（約５兆5600億円）
の予算を充当する内容で、保険会社を市場にとどめる方法として過去に
　　　共和党が批判したメカニズムに依存
する格好となっている。

　この法案では市場安定化資金として今後２年間は毎年150億ドル、2020年と21年にはそれぞれ100億ドルを充てる。
　この資金はコスト負担補助金とは別に充当されるという。
　なお、コスト負担補助金は19年まで延長される。

　共和党のマコネル上院院内総務は、上院本会議での法案採決を来週実施したいとの考えを示しているが、共和党が可決に必要な賛成票を得られるかはっきりしていない。

　このほかリスクの高い患者のカバレッジや再保険などに利用可能な資金として、８年間で620億ドルを充当する。
　
　また、オバマケアで拡大されたメディケイド（低所得者向け医療保険制度）の対象を、21年から３年間にわたり段階的に縮小する。
　
　

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