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# 中国、ロシアなどに高率の関税を課すよう提言
2018/02/19 02:25

 米商務省は16日、ドナルド・トランプ大統領に対し世界的な
   鉄鋼・アルミニウム
の供給過剰が国家安全保障上の脅威になっていると指摘し、中国、ロシアなどに高率の関税を課すよう提言したことを発表した。

 一連の措置は、ウィルバー・ロス商務長官が1月下旬に大統領に提出した報告書に盛り込まれていた。

 制裁の主な対象は中国とロシアだが、ほかにも多くの国が含まれている。
 実施されれば世界規模で
   貿易戦争
が起こる恐れが高まるものとみられる。

 報告書では鉄鋼について
 (1)すべての国からの輸入に24%の関税を課す
 (2)中国、ロシア、ブラジルなど12か国からの輸入に53%の関税を課す
 (3)すべての国に輸入割り当てを設ける
の3案を提示した。

 また、アルミニウムについては
 (1)すべての国からの輸入に7.7%の関税を課す
 (2)すべての国に輸入割り当てを設ける
 (3)中国、ロシア、香港、ベトナム、ベネズエラからの輸入に23.6%の関税を課す
の3案を示した。

 これに対し、トランプ大統領は4月半ばまでにどのような措置を取るか判断する見通し。
 

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