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# 「持続的に減速していく」中国経済
2017/05/24 19:13

 格付け機関ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、中国のソプリン債の格付けを「Aa3」から「A1」へ1段階引き下げた。
 
 これを受けて、中国財政省はある程度は中国経済が臨む困難を高く評価しながら、中国が進めている
   供給側構造改革
の深化や
   総需要の適度拡大
を低く評価していると指摘し反論した。

 ムーディーズは、今後、中国経済の成長は
   「持続的に減速していく」
とみている。
 これに対し、財政省としては中国への投資を促す目論見もあり、今年第一四半期の国民総生産(GDP)は6.9%伸び、前年の同じ時期と比べ0.2ポイントの成長を遂げたと反論。
 
 主な経済指標の成長は予測よりよいと自己主張したうえで、これは供給側構造改革の効果が絶えず現れていることを示していると続けた。
 
 中国経済は安定し比較的な速い成長の継続が見込まれていると説明した。

 なお、中国政府の
   直接的な債務負担
は2018年までに国内総生産(GDP)比40%へと徐々に上昇し、2020年末までに45%へ近づくと予測しているとムーディーズが発表した。
 
 これについて、財政省は、2016年、中国の債務負担のGDP比は36.7%程度で、欧州連合(EU)の60%という警戒線よりはるかに低くく、主な市場経済国や新興市場国のレベルをも下回っていると反論した。
 
 リスクのコントロールは可能であり2018年~2020年にかけて、中国の債務負担のGDP比は2016年と余り変わらないとの見込みだと指摘した。
 
 
ひとこと
 
 中国の統計のデータを集積する過程で恣意的な選択が行われるなど信頼性が乏し井のは周知の事実であり、拡大縮小の数値は実体より大きく出る可能性が高いことからリスクを飲み込み必要があるだろう。
 
 

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