ハワード首相（豪）は２１日、政府により旱魃被害にある農家への支援を拡大する方針を示した。

　２０日に発表された政府報告では、重要な農業地帯である

　　　　　マレーダーリング盆地

の水不足が８月に悪化したことが明らかになっている。

　同国の農家は、初冬に当たる４─６月の降雨によって６年間にわたる旱魃が終わるのではないかと期待していたが、８月が少雨のうえ気温が高かったことで河川の水量が平均を下回り、貯水量は回復の痕も無く記録的な低水準にとどまっている。

　ハワード首相は「われわれは危機に直面している」と述べた。
　また、同首相は４億３０００万豪ドル（３億７０００万米ドル）の農家向け干ばつ支援を1週間前に発表している。

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